職場の人間関係って、ホント難しい。
筆者はゲーム開発の現場でも仕事をしていたので、クリエイティブな仕事だからこそ、意見のぶつかり合いなんて日常茶飯事。
みんなが熱い思いを持ってる分、時にはギクシャクすることも…。
今回は、ゲーム開発の現場を例に、業種問わず色々な職場でおこりがちなよくある人間関係のエピソードを紹介しつつ、どうやって職場の空気を良くしていくかを考えてみよう。
職場のリアル〜議論に議論を重ねる日々〜
ゲームの新しいコンテンツやシステムを作るのって、一見楽しそうだけど、実際には何十回も議論して、何度も何度もテストして、やっと形になる。
ゲーム開発はユーザーの心情や行動を考慮しつつ、リスクも徹底的に洗い出して、それでも「完璧!」って思えるものを作るのはめっちゃ難しい。
そうやって生み出されたものだからこそ、同じ職場の人間が「あれは違うんじゃない?」なんてユーザー目線で文句を言うと、開発者としては「おいおい、全部考慮した上でやってるんだよ…」となる。
でも、これってゲーム開発に限ったことじゃなく、どんなプロダクトでもあり得る話。
そういう不満も当然に考慮した上で、最善の商品/企画にしたのに、なぜまた掘り起こすの?みたいな話。
職場でありがちなエピソード3選
1. 同僚からのユーザー目線での批判で担当者の心が折れる
「このシステム、ユーザーには分かりづらいんじゃない?」なんて言われると、開発担当者たちはガックリ。
何度も何度も議論して決めた結果がこれなのに…って心の中で叫ぶけど、表向きは笑顔で「そうですよね〜」なんて返事しちゃう。
2. 言いだしっぺの無責任さが浮き彫りに
「こんな機能あったらいいと思わない?」ってアイディアだけ投げて、その後はノータッチな人がとても多い。
結局、その尻拭いをするのは誰かって話。さらにはそのアイディアを実行した際に文句も言われたらたまったもんじゃない。
こういう時、チーム内の空気がピリピリするのは避けられない。
3. 意識高い系と現場たたき上げ系の温度差問題
「新しいツール取り入れましょう!」って意識高い系の提案に、現場たたき上げ系が「いや、今のやり方で十分だろ」って反発することはよくある。
結局、どっちのやり方が正しいかなんて、その時の状況次第だが、こういう時の温度差って結構深刻。
職場の人間関係を円滑にするための方法
職種は違えど、色々な職場であると思われる人間関係のエピソード。
そのまま放置していくと、職場はギスギスしてくるし気持ちよく仕事ができない。
せっかく1日の多くの時間を仕事に費やしているんだから、楽しく気持ちよく仕事した方が自分の成長にもつながる。
じゃあ、どうやってこの難しい職場の人間関係を良くしていくか、考えてみよう。
1. 小規模なワーキンググループを作る
よくやっちゃいがちなのが、「みんなを集めた会議を開いて、みんなの意見を予めきいておこう」というもの。
もちろん、初期段階で色々な人の意見を聞くのは良いことだ。
だけど大きな会議で全員の意見を聞くと話が広がりすぎてしまって、結局何を取捨選択すべきなのか見えにくくなってしまう。
そこで、プロジェクトごとに小規模なワーキンググループを作り、決定事項を集中して議論する。
こうすることで、意見がブレにくくなり、スピーディーな意思決定が可能になる。
2. 決定の背景をドキュメント化して共有する
「どうしてこの決定に至ったのか?」という背景を理解してもらうため、意思決定のプロセスをドキュメント化して共有しよう。
例えば、スプレッドシートやNotionなどを使って、議論の要点やリスク分析の結果を簡潔にまとめておく。
これを全員にオープンにしておけば、後から「なんでこんなことになったの?」と不満が出にくくなる。
3. 試作段階でフィードバックを収集
ゲーム開発の場合、実装前に小規模なプロトタイプやテストプレイを行い、その段階でフィードバックを集める仕組みを作る。
これは、最終段階で大幅な変更が必要になるのを防ぐための対策だ。
早い段階でのフィードバックが、最終的なプロダクトの完成度を高めるだけでなく、開発チーム内での理解と納得感を高める。
それと同様に、他の職種でもプロダクトの試作段階で一度皆に意見をきいたりすると円滑に進みやすい。
アンケートをとってみたりするのも1つの手だ。
まとめ
主にゲーム開発の現場の話を例にしてきたけど、筆者は別の業界でも働いたことがあって、やっぱり同じ要素の問題点がどの職場にもあった。
意見のぶつかり合いは悪いことではないけど、有意義にぶつかり合いをできる環境を作っておかないと、人間関係のトラブルは避けられない。
そういった意見を通じてお互いを尊重し合い適切なコミュニケーションを取ることで、チームとしてさらに強くなれる。
職場の人間関係に悩んでいるそこのあなた!
少しだけ工夫して、仕事をもっと楽しく、そしてもっと充実させてみよう!
次回もお楽しみに!また、役立つ情報や商品をどんどん紹介していくよ!
コメント